代表は大学院で地球環境問題を対象とした環境政策や企業技術戦略を学びました。地球環境問題は産業革命以降の人間活動が地球の資源枯渇や生態系の再生機能の劣化が起因しています。解決すべき7つの課題があります。
日本の立場で農業との関連を考えると以下の課題に直面しています。
産業として農業は脆弱な状況にあります。海外での人口増加や異常気象により食料の輸入か困難になれば、それを代替する生産力が日本にはありません。国の農業への補助金等の振興策も重要ですが、農業の知恵を形式化する農業ITは現場指向の重要な対策です。
いま注目を集めているのは農業の生産工程のコンピュータ利用です。農業ITには2つの方向性があります。前者は、植物工場に代表される生産工程の自動制御化です。外部の気候変化の影響を最小限にし、肥料の最適化を制御し、農作物の収穫の最適化を観察しています。そこでの主役は、センサーやロボットです。後者は、生産工程での人間の作業の支援をITにて行います。従来の生産工程での農業従事者の知恵を記録し、情報を確認し、統計を分析し、知を確認し、共有し効率を高めます。その他には農業機械の無人運転や直販所の販売管理等の生産工程以外もあります。
農業経営者には以下の3つ役割があります。
以上の役割を果たすためには、適切な計画立案や、現場での事実の基づく記録や、販売実績や顧客の声の確認が必要になります。IT(コンピュータ技術)を利活用して、事業や生産工程の見える化が必要です。基礎となる食の安全・安心を情報として、関連情報とまとめることが重要です。単なる生産工程の農業IT導入では不十分です。フードチェーンを統合したIT戦略を立案することが重要です。その戦略立案には以下の要素を含みます。
また、低農薬だけではなく、環境戦略で説明したエコプレミアム(顧客が喜んで支払う新たな価値)で農作物の競合優位を考えていきましょう。当社はフードチェーンIT戦略の立案支援サービスを提供します。当社代表はJGAP指導員の資格を取得しております。