DX対応支援

課題

  中小企業の皆さまが取り組む、DX案件の多くは、以下のようなアナログの課題とシステム間連携の課題だと思います。

  • アナログの課題の代表例
    1. ペーパーレス:日報、管理表、ホワイトボート等を廃止して、デジタル化して、紙と同様な利便性があるのだろうか?
    2. 印鑑廃止:仕事の進め方に沿って、印鑑を使用している。印鑑廃止の代替はサイン? 電子印鑑? これで何が変わっただろうか、生産性向上?
    3. FAX廃止:見積、注文、確認等に使用してきた。メールに代替しても手間が増えた気がする。FAX廃止は逆効果では?
  • システム間連携の課題の例
    1. エクセル間の共通データ:顧客情報等共通データを複数のエクセルで使用している。管理が複雑になり一元管理ができていない。自社にシステム担当が不在なので、共通データががバラバラである。
    2. クラウドサービスとエクセルのデータ連携:特定のクラウドサービスのを導入しているが、関連する業務がエクセルで実行している。クラウドと連携していないので、二重入力している。

 

 上記課題は新たなツールを導入しても解決はしません。デジタル化の問題ではなく、仕事の流れを総合的に改修する必要があるのです。部分最適ではなく、全体最適が必要です。そこで必要な検討は自社に適した業務アプリとワークフロー管理機能を併せ持つツールの導入です。


解決策

 解決策はGoogle AppSheet導入し、デジタル化をし、新しい仕事の流れを管理し、データの一元化をし、自動処理やシステム間連携を実施することです。AppSheetは以下の個別対応ツールの導入が不要です。

  1. ワークフロー管理ツール
  2. タスク管理ツール
  3. 電子印鑑ツール
  4. ペーパーレスツール
  5. RPA(自動処理)ツール
  6. システム間連携ツール

導入支援

 AppSheet導入には先ず、現状分析、課題確認、新しい仕事の流れと業務のデジタル化設計が必要です。

 次に、設計に応じたAppSheetの設定が必要です。開発ツールの表示言語は英語です。もちろ、作成した業務アプリは日本語で表示されます。開発ツールの理解、利用には学習が必要です。

 設計と設定のために支援プログラムを用意しました。以下の特徴があります。

  1. 先ず、無償ヒアリングにて簡単なサンプル設計と設定を行い、採用判断の材料を提供します
  2. 固定料金にて開発契約を結びます
  3. リモート打合せ3回にて業務アプリを納品します。その場で確認できるアジャイル開発手法で行います
  4. 必要に応じ、研修、定期保守、スポット開発の追加メニューがあります 

この支援プログラムは開発者と業務提携し、コンソーシアム(共同企業体)を結成し、提供します。



補助金

AppSheet導入には先ず、現状分析、課題確認、新しい仕事国は中小企業の皆さまのデジタル化加速のため、「中小企業デジタル応援隊事業」を整備しています。以下の特徴があります。 

  1. ユーザー登録、相談案件登録、契約、請求等の事務はWebアプリで行います
  2. 補助金は時間単位に上限3,500円、利用者負担は最低500円です。謝金総額30万円の上限があります
  3. 開発、設定は対象外です。システム企画(現状分析、課題確認、仕事の流れ設計等)は対象です


Google AppSheet

AppSheetは多様なデータ(各種DB対応等)取り扱いと多機能(AI等)ですが、ここではシンプルな説明をします。Googleの表計算に組み込まれた業務アプリ開発ツールです。以下の特徴を持っています。 

  1. 開発専門家向けではなく現場ユーザーが開発可能なノンコード開発ツールです
  2. PC、タブレット、スマホ共通の業務アプリを作成できます
  3. PCではブラウザ、その他ではAppSheetアプリを導入して、使用します。
  4. マップ、画像、ファイル(PDF等)、サイン等を取り扱えます
  5. Googleクラウド上で稼働するので、セキュリティの点からも安心です。共有できるので複数のユーザーで利用できます
  6. 他のクラウドサービスとの連携には標準APIが用意されている
  7. 処理の自動化機能があるので、例えば、作成した見積(PDF)を顧客にメール発信が自動化できます
  8. 仕事の進捗を、カレンダー機能やカンバンを設定して管理できます
  9. 担当と管理者の設定のより、担当はマイタスク管理を、管理者はタスク登録とマイタスク完了確認を、実施できます
  10. スマホ使用で情報共有とデータ入力ができるので、現場での利用が効果的です。顧客名をクリックすれば地図で確認し、ナビボタンを押せば、ナビ開始です


ノンコード開発ツールとアジャイル開発手法

開発ツール

 通常の開発ツール利用では開発者が開発言語の知識を利用して、何十、百行のコードを記述します。

 ノンコード開発では、業務担当者が、ツールの指定に従い、以下の設定を行います。

  1. データ部分(表計算)に、型、式、初期値、参照関係等の設定
  2. UI部分(画面)に、表示型(通常、地図等)、位置、並び替え等の設定
  3. ボタン部分(ユーザーボタン)に、使用するボタンの定義(作業着手や進捗50%ボタン等)の設定
  4. 自動化では、起動条件(期日か項目変更)、処理手順、分岐条件、処理を設定
  5. ユーザー登録では役割(管理者、担当)とメールアドレスを登録
  6. 業務アプリの開始ボタンを押して、利用開始 

開発手法

 従来の開発手法では要件定義、開発、テスト、納品の流れで進みます。開発が終了するまで利用者は画面確認ができません。

   アジャイル開発では、業務機能単位に利用者と開発者が打合せをしながら、画面を設定し、処理を記入します。ノンコード開発ツールとアジャイル開発処方は、短期間で、見えるか開発を実現可能です。